先輩の声

峰製作所で働く社員のキャリアや仕事に対する想いをご紹介します。

業務内容

私たち、君津構内出張所は鉄道保安装置のメンテナンスが主な業務です。日本製鉄株式会社 東日本製鉄所様 君津地区構内に敷設されている鉄道(総延長は約60km)には安全輸送を目的として様々な装置が設置されています。設備トラブルゼロを継続させるために下記の業務に取り組んでいます。
(1)    車上転換装置や踏切警報機、遮断機などの点検項目に沿った整備作業
(2)    機器の故障発生時に迅速な対応が求められる検査や復旧作業
(3)    線路照明ケーブルの調査や補修作業
上記に加え、技術継承を目的として若手社員の指導・育成を行っています。

業務のおもしろさ・魅力、印象に残っている業務など

鉄道と聞くと特殊なイメージが湧くかもしれません。しかし実際は、自動車などに共通する構造も少なくありません。私は機械などの整備が好きなので、特に難しいという印象はなく、すんなりこの仕事に馴染めました。初めは当社が保守する作業現場は広く、また点検項目も多岐にわたるため、その分覚えることが多く、最初は大変苦労しました。しかし、その度に先輩方から分かりやすい指導やアドバイスで助けていただきました。入社から10年、入社時と比べやりがいを感じることが増えています。そのやりがいは待っていても生まれません。自分の目で見て、手を動かし、失敗を重ねて、色々と学んだ結果だと思っています。自ら仕事のおもしろさを発見できることが魅力の一つです。

『峰』だからできること

私たち、君津構内出張所の作業員はわずか11名です。少ない人数ですが、ひとりひとり安全・品質・生産を守る責任意識があります。時には若手社員からの要望や提案に着目して改善を検討・実施するなど、小規模体制だからこそみんなで容易に動ける柔軟性もあります。また、枠にとらわれない自由な発言が結果まで繋がることで、達成感の生まれやすい環境です。互いが協力しスキルアップへと続く階段を上れることで、やりがいという結果を感じられることが峰製作所の強みです。

今後の目標

入社して10年が経ちましたが、まだまだ覚えることはたくさんあります。何事にも「不撓不屈の精神」を忘れず、業務継続することが今後の目標です。また、努力協調を軸として困った時はグループ全員で助け合い、互いに良い刺激を感じられるような内面を育んでいきたいと思っています。

学生へのメッセージ

鉄道に関する知識は全く必要ありません。まずは一歩踏み出し、新しいことに挑戦してみませんか?その先にやりがいが待っています。

1日のスケジュール

 

出社

8:00

始業、ミーティング

君津構内出張所全員が参加し、作業計画報告、安全指示、業務連絡を行います。

8:30

各班ミーティング

各班に分かれ、当日の作業について、打合せを行います。

9:00

TMB後 現場作業

作業現場に到着、TBM(ツールボックスミーティング:現場打合せ)を行い、作業を遂行します。

12:00

昼食

全員が事務所に戻って昼食を摂ります。

13:00

TMB後 現場作業

午前作業の続きを行います。

16:50

ミーティング

全員が参加し、各班の作業実績報告、業務連絡、ヒヤリハット報告等の情報共有を行います。

17:00

終業

 

退社

学生時代のエピソード、趣味、休日の過ごし方など

学生時代から音楽(HIPHOP)が好きな私は、CDを聞くことから始まり、今では楽曲製作まで手掛けるようになってしまいました。最近は娘がDJ機器で遊んでいます。そんな娘といつかはステージ上で一緒に演奏できることを夢見て休日を楽しんでいます。
(写真は私の趣味部屋です。後に娘の部屋となるのでこれ以上は機材を増やせません。)

先輩の声 用語集

1.車上転換装置 ^

広大な製鉄所などの構内鉄道で、列車の運転手が運転手席から容易に進行方向を切り換えられるように工夫された転換装置。

2.転てつ機 ^

分岐器を動かし、線路を変えて列車の進行方向を切り換えるもの。当社の製品は全国の製鉄所構内を中心にご使用いただいている。

3.無人信号所制御装置 ^

列車の運転手が無線で信号所に送った信号により、自動で列車の進行ルートをセットする装置。

4.列車集中制御装置 ^

列車の運転手が無線で信号所に送った信号を元に、手動で列車の進行ルートをセットする装置。

5.誘導無線設備 ^

列車の運転手が進行ルートを信号所に無線で送信する装置。

6.車両秤量機(ひょうりょうき) ^

貨車に積載した荷物の重量を測るもの。

7.信号保安装置 ^

列車の位置やポイントの向き等を検知し、その状態を表示したり切り換える装置。

8.大型NC機械 ^

数値により制御された工作機械。プログラムにより加工の位置、方向、速度を制御する。

9.鉄道用分岐器、分岐器 ^

一つの線路から二つ以上の線路に分岐させる装置。これを動かすには転てつ機が必要。

10.トングレール ^

分岐器の先端に位置し、列車の進行方向を振り分ける部分。転てつ機はこの部分に取り付けられる。

11.クロッシング ^

分岐器の一部で、レールがクロスしている箇所。分岐した線路のどちらにも列車が進めるようになっている。

12.ガードレール ^

分岐器の一部で、クロッシングを通過する列車が脱線しないために敷設するもの。

13.ゴールドサミット溶接 ^

当社が1979年にドイツのエレクトロ・テルミット社と技術提携し、テルミット溶接工法(酸化金属とアルミニウム間の脱酸反応を溶接に応用したもの)を日本の鉄道へ適合できるようにしたレール溶接方法。従来のものより機動性に優れ、短時間で施工が出来る。在来線を中心に幅広く用いられ、現地で行うJR各社のレール溶接施工の約40%を占めている。

14.ガス圧接 ^

レール溶接方法の一つであり、レール接合部をガス炎で加熱して圧力を加えながら、レールを溶かすことなく接合する方法。

15.エンクローズアーク溶接 ^

レール溶接方法の一つであり、レールの形状に合わせて周囲を銅ブロックで囲み、溶接棒に電流を流し、放電の熱で溶接棒を溶かし、溶接する方法。

16.非破壊検査 ^

対象物を破壊することなく、キズの状況を調べる検査。目視や放射線や超音波、磁気などを使用してキズを調べる。

17.残留応力測定試験 ^

対象物に外から作用していた力が全て取り除かれた後に物体内部に残存している内部圧力を測定するもの。