先輩の声
峰製作所で働く社員のキャリアや仕事に対する想いをご紹介します。
業務内容
製品事業部は製造部門と営業部門を統括する管理部門です。業務範囲は生産状況や品質の管理といった製造における課題から、売上状況、収支の管理といった営業の課題までと幅広くカバーしています。私は営業企画、営業支援を主な業務としており、時に営業担当とともにお客様を訪問し、直接ニーズを聞きながら、今後の営業戦略を考えていきます。
また、新規事業開拓や海外との取引を行うのも製品事業部の業務です。定常的に海外のパートナー会社と英語で連絡を取り合う一方、年に1-2回程度、海外の取引先との直接交渉や新規事業開拓の視察のため、海外出張を行っています。
業務のおもしろさ・魅力、印象に残っている業務など
業務範囲が広いため、慣れるまでは覚えることがたくさんありますが、その分、様々な立場の人たちとともに仕事をすることで、日々多くの刺激を受けています。
形の決まった定例業務も少なくありませんが、工場と営業間の調整やお客様へのアピール、折衝などは「この方法、手順でやらなければならない」というのはありません。最初は先輩を見習いながら、慣れてくれば自分なりの工夫を加えて取り組んでいける自由さがあります。
新規事業や海外関係の仕事はまず私達から始まります。勿論、社内の様々な部署の人たちと協力して業務を進めていきますが、「自分の仕事」と実感できるものが多いのも魅力の一つです。
『峰』だからできること
鉄道は社会インフラにとって不可欠な存在であり、他と比べ安定した業界と言えます。従って一つ一つ着実な実績と技術の積み重ねが重要です。
当社は鉄道設備の製造とレール溶接工事を行う会社です。そのどちらも、日本が世界に誇る鉄道の定時運行、安全運行には不可欠であり、誇りの持てる仕事だと思います。
今後の目標
製造と営業双方を管轄する部署の中で、私は今までは営業よりの業務を中心に行ってきました。今後は製造部門の比重を増やし、生産の効率化、コストダウン、品質向上にも取り組んで行きたいと思っています。そのために、原価計算や工程管理を学び始めているところです。
学生へのメッセージ
鉄道への興味や知識は必要ありません。必要なことは、真面目に取り組むことです。そのサポートは、私達がします。どうぞ気軽に問い合わせをしてみてください。
1日のスケジュール
8:45
出社
定時は9時ですが、余裕を持って遅くとも15分前に出社します。
9:00
始業
メールチェックを確認し、処理済みのものはテーマ別フォルダに振り分け、未処理分を確認。
9:30
提出資料の作成
お客様から要請があった説明資料や営業向けのプレゼン資料を作成。適宜営業、技術と連携して業務を進めます。
11:45
昼食
弁当は500円から、定食は600円からと神田周辺はリーズナブル。老舗も多いのでボーナス日には奮発することもあります。
13:00
お客様訪問
午前中に作成した資料を持って営業担当と一緒にお客様のもとへ。鉄道会社・製鉄所が主なお客様なので、プロフェッショナルな方ばかりです。
15:00
社内業務
会社に戻り管理資料を作成。各部門に営業実績、業務改善の取組み等の資料提出を要請し、一つにまとめます。勿論、自部門の分も作成。
16:30
海外企業との連絡
当社の海外パートナー企業は欧州にありますので、この時間からようやく連絡が取れるようになります。
営業から調達を依頼された製品について、主にメールで仕様確認、見積照会、納期確認、発注等を行います。回答が遅い場合は電話でプッシュ!
17:45
終業
19:00
退社
日本では夜でも欧州では朝。海外企業と急ぎの交渉がある場合はなかなか帰れません。この日は比較的スムーズに終わりました。
19:30
懇親会
支店から本社に出張する人がある時は交流のためにみんなで飲みに行くことも。飛び入り歓迎!でもプライベートは優先してください。
学生時代のエピソード、趣味、休日の過ごし方など
海の近くで育ったため、子供のころからよく休みは釣りに行っています。今は内陸に住んでいるので中々行けませんが、出張となるとスーツケースに釣り竿を忍ばすことも。鉄道が趣味ということはありませんが、TVで海外の鉄道が映ると、まず目が行くのが車両ではなく線路です。列車を待つ間もつい線路を見てしまいます。傍から見たら完全なマニアでしょうね。
(写真はカナダ育ちの甥っ子・ケネス君と、トロントにて)
先輩の声 用語集
1.車上転換装置 ^
広大な製鉄所などの構内鉄道で、列車の運転手が運転手席から容易に進行方向を切り換えられるように工夫された転換装置。
2.転てつ機 ^
分岐器を動かし、線路を変えて列車の進行方向を切り換えるもの。当社の製品は全国の製鉄所構内を中心にご使用いただいている。
3.無人信号所制御装置 ^
列車の運転手が無線で信号所に送った信号により、自動で列車の進行ルートをセットする装置。
4.列車集中制御装置 ^
列車の運転手が無線で信号所に送った信号を元に、手動で列車の進行ルートをセットする装置。
5.誘導無線設備 ^
列車の運転手が進行ルートを信号所に無線で送信する装置。
6.車両秤量機(ひょうりょうき) ^
貨車に積載した荷物の重量を測るもの。
7.信号保安装置 ^
列車の位置やポイントの向き等を検知し、その状態を表示したり切り換える装置。
8.大型NC機械 ^
数値により制御された工作機械。プログラムにより加工の位置、方向、速度を制御する。
9.鉄道用分岐器、分岐器 ^
一つの線路から二つ以上の線路に分岐させる装置。これを動かすには転てつ機が必要。
10.トングレール ^
分岐器の先端に位置し、列車の進行方向を振り分ける部分。転てつ機はこの部分に取り付けられる。
11.クロッシング ^
分岐器の一部で、レールがクロスしている箇所。分岐した線路のどちらにも列車が進めるようになっている。
12.ガードレール ^
分岐器の一部で、クロッシングを通過する列車が脱線しないために敷設するもの。
13.ゴールドサミット溶接 ^
当社が1979年にドイツのエレクトロ・テルミット社と技術提携し、テルミット溶接工法(酸化金属とアルミニウム間の脱酸反応を溶接に応用したもの)を日本の鉄道へ適合できるようにしたレール溶接方法。従来のものより機動性に優れ、短時間で施工が出来る。在来線を中心に幅広く用いられ、現地で行うJR各社のレール溶接施工の約40%を占めている。
14.ガス圧接 ^
レール溶接方法の一つであり、レール接合部をガス炎で加熱して圧力を加えながら、レールを溶かすことなく接合する方法。
15.エンクローズアーク溶接 ^
レール溶接方法の一つであり、レールの形状に合わせて周囲を銅ブロックで囲み、溶接棒に電流を流し、放電の熱で溶接棒を溶かし、溶接する方法。
16.非破壊検査 ^
対象物を破壊することなく、キズの状況を調べる検査。目視や放射線や超音波、磁気などを使用してキズを調べる。
17.残留応力測定試験 ^
対象物に外から作用していた力が全て取り除かれた後に物体内部に残存している内部圧力を測定するもの。